学校薬剤師として、例年子どもたちに薬物乱用防止講座を実施しております。今回は、校長先生やPTA役員の方々にも、その内容や背景をお伝えする機会を頂きました。

内容とは別になりますが、自己紹介として学校薬剤師の職務もスライドで紹介させていただきました。
本題の初めに、薬物乱用とは、薬物中毒との違いは。薬物とはどのようなものがあるのか、そして危険ドラッグとはどういうものかを解説しました。
続いて、現在の日本における薬物乱用の現状、薬物事犯の統計と厚生労働省の対策を確認してもらいました。
その後、子どもにどのようなことを伝えているのか、実際に薬物乱用防止講座に用いているスライドを紹介しました。特にゲートウェイドラッグとしての「たばこ」に関して、PTAの皆様に理解をしていただきたく、何故この時期に、なぜ「たばこ」の授業が必要かに重点を置いた内容としました。
更に、保護者の皆様に薬物乱用の動機や、経験者の傾向に関する資料を見ていただき、各家庭での注意を促しました。どんな時、どんなところで、誰がどのように薬物を誘ってくるのか、そのような場面で断る勇気をもつために。色々考えていただけたのではないかと思います。