次第に暑さを増して、食中毒が心配な時期になってきました


つばめ薬局健康情報カフェ、5月度は「食中毒にご用心」でした。食中毒のおよそ90%は微生物性ですが、他にも自然毒や寄生虫なども含みます。代表的なものには、キノコやカビ、ふぐ毒などがあります。カフェでは、事故報告のある間違えやすい植物として、紫蘇とアジサイの葉、ニラとスイセン、フキノトウとハシリドコロの写真を見比べていただきました。

しかし、気を付けたいのはやはり微生物性の食中毒ですね。これらの原因菌も時代の移り変わりがあります。食中毒の事例から学び、新たな制度を設けるといった対策が功を奏しているのかもしれません。焼肉屋のメニューから、レバ刺しが消えていったのもそんな経緯だったですね。さて、食中毒の原因菌にも様々あります、塩分があると増殖する菌、毒素を産生する菌、酸素がないところに生息する菌、熱に強く100℃でも生きている菌…。

かつて食品は新鮮なうちに食べるのが基本でしたが、近年加工や流通の技術が発達し、食材あるいは調理済みの食品でもある程度の期間保存ができるようになりました。食中毒を引き起こさないためには、原因の食中毒菌を着けない!増やさない!やっつける!の3原則をしっかりと実践していき、豊かな食を楽しみたいですね。